【GA4】Google Analytics4プロパティ 初期設定大全

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この記事では、Google Analytics4(以下、GA4)プロパティの初期設定について解説します。プロパティ作成〜タグの埋め込みまでは以下の記事で解説していますのでご参照ください。

全体像

今回解説する範囲は前回用いた図で言うと「③初期設定をする」の範囲に該当します。

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ややボリューミーですが、大事な設定もたくさんあるので、1つ1つきっちり対応していきましょう。

初期設定

それでは早速見ていきます。

GoogleシグナルをONにする

左メニューの歯車マークから設定画面に入り、「データ設定」>「データ収集」で「Googleシグナルのデータ収集」部分にある設定ボタンをクリックして設定をONにしましょう。

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これをONにすることで、GoogleのログインIDを元にユーザー識別ができたり、GA4上でユーザーのデグモラ情報を見ることができるようになります。

データ保持期間を14ヶ月に変更

デフォルトでは2ヶ月になっていますが、「データ設定」>「データ保持」から入って14ヶ月に変更しておきましょう。なお保持期間が影響するのはユーザー識別子などの情報を利用する探索レポートのみで、普通のレポートやLooker Studioなどで表示できる期間には影響しません。

ただし、年代・性別・興味関心などはこの設定に関係なく2ヶ月が適用されます。

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拡張計測機能をONにする

データストリームを開いて「拡張計測機能」の欄にある歯車マークをクリックします。

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以下のような画面になるので、必要なイベントをフリックしてONにしましょう。

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設定するイベントについて、いくつか補足しておきます。

イベント:スクロール数

UAでスクロールイベントを取得されていた方は、おそらく「10%,25%,50%,75%90%,100%」のような形でスクロール位置を刻んで取得していたのではないでしょうか。

しかし、ここで設定できるスクロール数のイベントは「90%までスクロールした数」のみを取得できるようになるので注意しましょう。UAの時と同様の形式で取得したい場合はGTMで設定する必要があります。

イベント:サイト内検索

テキストリンクの「詳細設定を表示」をクリックすると出てきますが、サイト内検索キーワードのクエリ パラメータを設定することができます。サイト内検索の機能自体がないサイトであればOFFにしてしまいましょう。

イベント:ファイルのダウンロード

指定された拡張子のリンクがクリックされると計測されるイベントですが、その計測対象の拡張子は以下です。なお、リンクがクリックされることが前提にあるため、右クリック>ファイルを保存のようなケースは計測できません。(参考URL

計測対象の拡張子は、以下の正規表現に一致するものです。
pdf、xls、xlsx、doc、docx、txt、rtf、csv、exe、key、pps、ppt、pptx 、7z、pkg、rar、gz、zip、avi、mov、mp4、mpg、mpeg、wmv、mid、midi、mp3、wav、wma

Google Search Consoleと連携する

設定画面の下の方にある「Search Consoleのリンク」>「リンク」をクリックします。

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Search Consoleアカウントを選択できるので選択して、紐づけるウェブストリームを選びます。

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こんな感じで紐づけるアカウントが出てくるので、問題なければ送信を押して完了です。

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クロスドメイン設定

UAにおけるクロスドメイン設定では大きく分けて以下3つの工程があり、別ドメインでもサブドメイでも設定が必要でした。

1. GTMタグをカスタマイズする
リンカーパラメーターを付与してセッションを繋げる
2. GAでフィルタを設定する
表示されるURLを、パスのみ→ホスト+パスに変更してドメインの区別をつける
3. 参照元の除外設定をする
referralに落ちないようにする

↓UAにおけるクロスドメイン設定についてはこちらを参照ください↓

GA4では、上記3つのうち必要な設定は1のみになり、しかもプロパティ設定上で簡単にできるようになりました。さらにさらに、サブドメインは登録が不要になっています。最高すぎますね。。。笑

具体的な作業方法としては、データストリームの中にある「タグ設定を行う」の部分から設定していきます。

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「ドメインの設定」をクリックし、該当のドメインを全て登録したら完了です。

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ここで登録したドメインは、拡張計測機能の離脱クリックは計測されなくなります。
UAでは外部リンククリックの対象URLを個別にルールを決めて設定していたので、1つ1つの設定が連動してて無駄が無くなってる感じが気持ちいいですね。

IP除外設定(内部トラフィックの除外設定)

UAにおいては、ビューのフィルタで除外設定をするのみだったと思いますが、GA4では①内部トラフィックを定義、②フィルタで除外設定をする、の2ステップに分かれます。

まず、「①内部トラフィックの定義」ですが、クロスドメイントラッキング設定をした際と同様に、データストリームからタグの設定画面に入り、「内部トラフィックの定義」をクリックします。

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任意の名前をつけてIPアドレスを入力していきましょう。traffic_typeはデフォルトで「internal」が入っているのでそのままで問題ありません。複数のIPをいくつかに分けて管理されたいというケースがあれば、たとえば「internal1」「internal2」のようにしても大丈夫です。

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続いて「②フィルタで除外設定をする」ですが、プロパティ設定の画面まで戻って、「データ設定」>「データフィルタ」から「フィルタを作成」をクリックします。

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続いての画面では「内部トラフィック」を選択しましょう。

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次の画面で、内部トラフィックとして定義したtraffic_typeを入力し、有効にしたら終了です。

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まとめ

いかがでしたか。今回はGA4プロパティの初期設定について解説しました。

スクロールイベントの取得方法、その他イベントの設定方法なども別途まとめていきますので、ぜひご活用ください。

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